コロナウイルスの分類は、『RNAウイルス・一本鎖(+鎖)・エンベロープあり』なので石けんで簡単に撃退できます
2020.02.14投稿
2020.03.05更新
ウイルスの分類
「一目でわかるウイルスと病気 ウイルスを知る」より抜粋
https://medical-tribune.co.jp/mtpronews/se1412/se_1412_p2-4.pdf
「RNAウイルス」
「一本鎖(+鎖)」
「エンベロープあり」
であることが分かります。
RNAウイルスとは
ウイルスはタンパク質の殻とその内部にある核酸(DNAまたはRNA)からなり、他の生物の細胞に侵入することで自己増殖を繰り返す構造体のことをいいます。
ウイルスは細菌よりもはるかに小さく、ほとんどが直径20~300nmほどで、DNAあるいはRNAのどちらか一方の核酸を持っており、DNAウイルスとRNAウイルスに分類されます。
DNAウイルス
DNAウイルスは、ほとんどが二本鎖からなっており、増殖の過程で生じたDNA複製ミスをお互いの鎖同士のエラーチェック機構で修正するため、変異が少なく長期間安定しています。
RNAウイルス
RNAウイルスは、ほとんどが一本鎖であるため、DNAウイルスのようなエラーチェック機構がなく、非常に突然変異を起こしやすいといえます。
エンベロープとは
エンベロープとは、一部のウイルス粒子に見られる膜状の構造のことで、その大部分が脂質から成るためエタノールや有機溶媒、石けんなどで処理すると容易に破壊することができます。このため一般にエンベロープを持つウイルスは、消毒用アルコールでの不活化が、エンベロープを持たないウイルスに比べると容易です。
まとめ
・コロナウイルスは、「RNAウイルス一本鎖(+鎖)」であるため、突然変異を起こしやすいと推定されます。
・変異しやすいため、今後ワクチンが完成したとしても効果は期待できない可能性があります。