興味深い東京湾廻りの地殻変動 & 地震は予知できない「ロバート・ゲラー」
地震に関する機関のひとつに「地震調査研究推進本部」があります。
地震調査研究推進本部とは、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の経験を活かし、地震に関する調査研究の成果を社会に伝え、政府として一元的に推進するために作られた組織です。
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地震調査研究推進本部の資料①「主要活断層の評価結果」を下に示します。
これは、それぞれの活断層がランク分けしてあり、それに対する地震規模がマグニチュードで示してあります。
出典:「主要活断層の評価結果」(地震調査研究推進本部)
次に、資料②「主な海溝型地震の評価結果」です。
これは、それぞれの海溝がランク分けしてあり、それに対する地震規模がマグニチュードで示してあります。
出典:「主な海溝型地震の評価結果」(地震調査研究推進本部)
資料①と②から、地震については日本のどこにも安全な場所などないことが分かります。また、資料下段の注意書きにも「ランク分けに関わらず、日本ではどの場所においても、地震による強い揺れに見舞われるおそれがあります」との記載があります。
しかも、今後30年以内に発生する確率を示しているため、「いつ」「どこで」発生するか分からないということです。
つまり、30年間毎日心配して生きるなんて、もったいないということです。
ただし、何もしなくて良いかというとそうではありません。
過去の地震において、被災者の方々が「何に困ったのか」「何が役立ったのか」「どんな行動をしたのか」などを学んで準備しておくことが必要です。
参考までに過去記事を添付しておきます。
地震調査研究推進本部の資料には、興味深いものがありましたので貼っておきます。
下の資料③は、3.11の翌日から9年間の地殻変動を累積で表示させたものです。
なお、固定点は長崎県となっています。
水平方向の地殻変動を見ると、東京湾辺りを中心に時計回りに動いていることが分かります。
なんとも不思議で興味深い現象ですね。
出典:「平成 23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震」以降の地震活動の評価 (地震調査研究推進本部)
私の認識では、渦巻き=エネルギー(カタカムナ)なので、「東京湾」にエネルギーが注がれているように見えます。
ポジティブに考えるとアジアの金融センターである香港が崩壊しそうなことから、次のアジア金融センターとしてシンガポールと「東京」が注目されているわけです。(多くの日本人は金融センターに良いイメージは持っていないかもしれませんが)
ネガティブに考えるとなんらかの災害が頭に浮かぶわけです。
この渦巻きエネルギーを良い方向に変換できれば、いいですね。
一方、かなり昔の話ですが関西地方のTV番組「そこまで言って委員会」で、東京大学名誉教授ロバート・ゲラー氏は、次のように語っていました。
「地震は予知できない!」
【ロバート・ゲラー】地震は予測できない!大震法の見直しを! (9:33)
※下の動画は、もう少し詳しい内容ですが残念ながら画像と音声がずれています。
ロバート・ゲラー教授 「地震は予知できない! "想定外"という茶番劇」(15:04)
ちなみに日本において震度1以上の地震は、毎年1500~2000回発生しており、震度5以上の地震が毎年9回程度発生しています。
つまり、小さな地震が頻発したからといって巨大地震が起こるとは限らないということです。