和魂(にきみたま)

和魂(にきみたま)

エネルギー充填120%!全速前進!ヤマト発信します!

免疫を司る腸と副腎。副腎疲労により「命を守るためのモード」へ移行するため、うつ症状を引き起こす

副腎は、あなたのために一生懸命がんばってくれているのです。決して、「このポンコツ」などと言わないようにしてあげてください。

 

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私の昔の朝食は、総菜パンと缶コーヒーでした。パンはハム・ベーコンやソーセージ、チーズやマヨネーズがトッピングされたものを好んで食べていました。缶コーヒーはミルク、砂糖入りでした。
また、頻繁に甘いチョコレート、アイスクリームやコーヒー、コーラが欲しくなり、我慢できなくなることがあるので、それらを常にストックしていました。
気分は、イライラ、ビクビクしていることが多かったです。

 

当時を振り返ると、いつもおなかの調子が悪く、下痢を繰り返していましたが、そういう体質なのだと諦めていました。最大の問題は、十分寝たはずなのに昼間に強烈な睡魔に襲われることでした。眠気に効果があると言われる、歩く・体をつねる・顔を洗う・ガムをかむ・コーヒーを飲むなど全て試しましたが、全く効果がなかったのです。

 

そんなある日、私は車の運転中に事故を起こしました。そう、居眠り運転です。
幸いなことに自損事故で、被害者はいませんでした。
これは何かがおかしいと感じ、自分の体に起きていることは何なんだろうと必死に調べました。

 

その結果、朝食を自炊した白米に変え、コーヒーをやめました。おかずは味噌、国産納豆、小魚、ワカメなど色々変えました。
そうすると、うそのように昼間の強烈な睡魔がなくなり、おなかの調子も良くなり下痢をしなくなりました。
さらに、いつも大量に出ていた背中ニキビがなくなり、汚かった背中がきれいになりました。

 

この記事は、その当時のメモを基に書きました。

 

副腎とは
副腎は、副腎皮質と副腎髄質から構成され、左右の腎臓の上端に帽子が乗るように隣接して存在する内分泌系の1つです。

副腎では副腎皮質ホルモンが産生され、「炎症の制御」「肝臓での糖の新生」「筋肉でのタンパク質代謝」「脂肪組織での脂肪の分解」「血液の電解質レベル」「血圧・血流量の制御」「免疫反応」など広範囲の生理学系に関わっています。ちなみに副腎皮質ホルモンは、副腎皮質内でコレステロールから合成されます。

 

副腎疲労度チェックリスト

 ・朝がつらくて起きられない。

 ・いつも眠いのに、なぜか夜になると元気になる。

 ・睡眠時間は充分なのに疲れが取れない。

 ・不眠症である。

 ・常に倦怠感があり生活するだけでも疲れる。

 ・甘いもの、塩辛いものが食べたくなる。

 ・カフェインを摂らないと生活ができない。

 ・慢性の便秘または下痢がある。

 ・小さなことでもイライラし、キレてしまう。

 ・気分が落ち込み、うつっぽい気がする。

 ・けがや病気がなかなか治らない。

 ・頭がぼーっとし、記憶が曖昧。

 ・気力体力が衰えている。

 ・集中力が低下している。

 ・性欲を感じない。

 ・生理前に頭痛や下腹部の痛み、手足のむくみ、不安感、イライラ感がある。

 

副腎疲労が引き起こす不調で最も顕著なものは、慢性的な疲労感です。

病院に行っても異常なしと診断される場合も多く、原因不明の症状として軽視されることがあります。
うつ症状はあるけれど、うつ病ではないため抗うつ剤を飲み続けても治ることはありません。


副腎疲労の原因
■精神的ストレス
 人間関係、過度な労働、仕事の内容、過去の失敗や未来への不安など様々なストレスにより常に交感神経優位となり、副腎からコルチゾール(副腎皮質ホルモン)が分泌され続け、副腎は疲弊していきます。

 

■炎症
 外傷、打撲、病原体侵入、化学物質刺激などで起きる慢性的な炎症によって、炎症抑制を担う副腎は疲弊していきます。

 

■腸粘膜の破壊(リーキーガット)
 薬、香料、添加物、農薬などの化学物質、抗生物質や重金属、未消化のタンパク質などの異物によって、腸粘膜が傷つきバリアが破壊されるため、有害物質の侵入を許して様々な不調を引き起こします。
その状態が慢性化してくると、副腎は疲弊していきます。

ただしリーキーガットは、医学的には認められていない仮説上の疾患として扱われているため、過大評価は禁物です。

 

■マイコトキシン(カビ毒)
 農産物から主に検出されるカビ毒は、アフラトキシンとオクラトキシンAです。
 農産物のカビ毒は輸入品から多く検出され、熱に強く加工や調理をしても毒性がほとんど低減しません。
 アフラトキシンは、とうもろこし、落花生、チョコ、ピスタチオ、アーモンド、ココア、ピーナツバター、ハト麦、そば粉などから検出され、肝臓障害、発がん性があり副腎も疲弊させます。
 オクラトキシンAは、パスタ、小麦粉、そば、ビール、ライ麦オートミール、ココア、コーヒー、チョコ、ワインなどから検出され、腎臓障害、発がん性があり副腎も疲弊させます。

 

カンジダ(真菌)
 人の常在菌(日和見菌)であるカンジダは、普段は症状を引き起こすことはありませんが、環境の変化(砂糖とアルカリ環境)によって酵母型から菌糸型に変化して一気に増殖します。菌糸型となったカンジダは、消化管全体に広がり菌糸が腸粘膜を貫き根を張り、リーキーガットの原因となります。このときカンジダアンモニアアセトアルデヒドなどの毒素を出して、肝臓と副腎を疲弊させていきます。

ちなみにカンジダは一気に治療しようとすると、ダイ・オフ現象(死滅するときアンモニアなどの毒素を一気に排出)が起きます。さらにバイオフィルムというシールド(排水溝のぬめりのようなもの)を形成して抗生剤や免疫などから身を守っていくので、カンジダを取り除くのは困難となります。しだいにバイオフィルムが厚みを増し生息密度の高い閉鎖的なコロニーが形成されますが、内部が過密になると、コロニーが破壊され菌が放出されます。

腸には末梢リンパの60%が集まっており、腸内環境が全身の免疫状態を大きく左右していますので、カンジダの増殖は免疫低下を引き起こします。

 

■カフェイン

 カフェインは副腎を刺激し副腎皮質ホルモンの分泌を促すため活力が増しますが、副腎を疲弊させます。副腎疲労の人はカフェイン中毒の場合が多く、副腎疲労が進行するとカフェインなしでは生活できなくなり、徐々にカフェイン量が増加していくというループに陥ります。


副腎は限界に近づくと回復に専念しようとするため、「命を守るためのモード」に変わり、ホルモンを減少させ人の活力を奪います。

 

 

副腎疲労の対策
■精神的ストレスに対する対策

 ・副交感神経を優位にするため、深呼吸や入浴をおこなう。

 ・自分を許す(過去の失敗などに対する自責は時間の無駄なので捨てて、これからどうするかのみを考える)
 ・人の目を気にしない(承認欲求を捨てて、ありのままの自分でいる)
 ・目を閉じてそっと胸に手を当て、自分の潜在意識に対して「心配しなくていいんだよ」と語りかけ、ぎゅっと抱きしめてあげる
 ・一日一日を一生懸命生きる
 ・自分で自分が好きになるような行動や考え方を心掛ける
 ・攻撃してくる人に対しては「この人はきっと私のことが好きなんだ」と心に強く思い込むと不思議と攻撃されなくなる
  (「まず自分が相手のことを好きになれば、相手も自分のことが好きになる」とよく言われているが、そんな経験は私にはない)
 ・イライラする人に対しては、「魂は生まれ変わったが前世までは昆虫で、人間は1回目である」と考えると「初めて人間をやっているので、しょうがない」と許せるようになる
 ・禊(みそぎ)をおこなう(シャワーなどで悪いものが流れ出ているイメージをして、水に流す)
 ・掃除をする(けがれは氣枯れ、いらないものはエネルギーを奪うので片付ける)

 ・下の動画を見て考え方を改めて、悔いのない人生を歩む(とても良い動画で私は何度も見ています)【老人が人生で後悔していること】
  https://www.youtube.com/watch?v=yk8KnBFKb_g

 

■炎症と腸粘膜の破壊に対する対策
 ・薬、香料、添加物、抗生物質の必要以上な使用を控える
 ・未消化のタンパク質は、主に小麦のグルテンと乳製品のカゼインなので、2週間程度控えてみて様子をみる(効果があるなら、可能な限り減らす)
 ・加工食品から鉛やヒ素が検出され、輸入加工食品から使用禁止農薬が検出されているので極力控える

 

■マイコトキシンに対する対策
 ・アフラトキシンが多く検出されるものを控える(特に輸入品)
  とうもろこし、落花生、チョコ、ピスタチオ、アーモンド、ココア、ピーナッツバター、ハト麦、そば粉など
 ・オクラトキシンAが多く検出されるものを控える(特に輸入品)
  パスタ、小麦粉、そば、ビール、ライ麦オートミール、ココア、コーヒー、チョコ、ワインなど

 

カンジダに対する対策
 ・砂糖を食べない(単純糖質がカンジダ増殖のスイッチとなります)
 ・胃酸抑制剤を控える(胃酸分泌低下⇒アルカリ化)
 ・抗生物質を控える(腸に弱酸性の乳酸菌がいなくなってしまう⇒アルカリ化)
 ・ヘリコバクターピロリ菌の除菌治療は、腸のアルカリ化を招きカンジダの増殖を促します。
 ・良質な塩(海塩)をとる(胃酸の成分は塩酸なので、塩分不足から胃酸不足となり腸のアルカリ化につながります)
 ・ストレスは交感神経優位となり副腎からコルチゾールが分泌され、血糖値が上がりカンジダ増殖につながります。
 ・カフェインを減らす(カフェインは血糖値を上昇させます。)
 ・小麦、乳製品を減らす(腸粘膜を荒らし、カンジダにスペースを奪われます)

 

■カフェインに対する対策

 ・副腎が疲弊してホルモンが出せない状態になっているにも関わらず、カフェインによって無理やり絞り出しているので、かなり危険です。

 ・ただし、そのような状態で一気にカフェインをやめると、なんとか動けていた体もついに動けなくなってしまうので、徐々に減らしていくしかありません。

 ・副腎回復のためには、思い切って休むということも重要となります。

 

■さいごに
 ・副腎は、あなたのために一生懸命がんばってくれているのです。
  決して、「このポンコツが」などと言わないようにしてあげてください。
  あなたが一生懸命仕事をしているのに、「この役立たず」と言われたら、どんな気持ちがしますか?
  副腎に「今までごめんね」と素直に謝って、いたわってあげてください。

  きっと副腎も判ってくれるはずです。

 

・参考にしたマイコトキシンデータ

https://www.fsc.go.jp/koukan/risk-tokyo201205/risk-tokyo201205_siryou2.pdf


・参考にした残留農薬データ

平成28年度 食品中の残留農薬等検査結果について