『不安から楽観へ』コロナウイルスに対する見解(3月28日時点)
新型コロナウイルスに対する私の見解は、日本においては少し「楽観」へと傾いています。
「えっ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは次のニュースを見たからです。
「新型コロナウイルスに感染の恐れがあるにもかかわらず、診察を断られる深刻な事態が各地で発生しています。」
ほとんどの方は、このニュースを見たとき「やっぱり日本は、インチキしてるじゃん」と思われるかもしれません。
私も以前は、感染者数をごまかして対応が遅れることを懸念していました。
確かに現時点でのコロナウイルスのPCR検査数は、データベースによれば、韓国の31万件、イタリアの20万件に対して、日本は1万5000件しか行われていません。
厚生労働省は「新型コロナウイルスに関するQ&A」で次のように述べています。
問4.PCR実施ができる場所や費用、結果が出るまでの期間を教えてください。
「渡航歴や患者との接触歴などから、都道府県が必要と判断した場合に検査が行われます。」
正確には、厚生労働省健康局結核感染症課が行った事務連絡 「新型コロナウイルス感染症に関する行政検査について(依頼) 」と思われます。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596426.pdf
このような検査が行われているということは、致死率の観点から見ると日本は他国に比べ相当ハンデを負っていることになります。(感染者数に無症状の人が含まれないため)
しかし、現在の致死率は
世界:4.6%
日本:3.4%
です。
なぜか、辻褄が合わないのです。
一方、世界の状況を見ると、一部の地域で「医療崩壊」を起こしています。
これは、報道による不安や恐怖のために症状の軽い人たちも病院へ殺到しており、「感染者+閉鎖空間へ人が密集」という最悪の状態が起きていることを想像させます。
この状況では、感染者でない人たちも次から次へと感染してしまい、それを家に持ち帰ることによって爆発的に感染者が増加することになりかねません。
ウイルスの変異によって引き起こされている可能性もありますが。
日本がコロナウイルス発祥の地である中国のお隣に居ながら、現状、他国に比べ被害が小さいのは、厚生労働省や医療機関が何よりも医療の崩壊を防ぐことを第一にした結果ではないかと思えるのです。
もちろん手洗いなどの感染防止措置を実施した国民一人一人の努力もあると思います。
のんきに花見をしている人たちもいたように、楽観でいることは、不安や恐怖によるストレスで免疫を低下させている他国とは異なる日本人の特徴であり、これも寄与しているのかもしれません。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」への政府対応についても、多くの議論が巻き起こっていた中、日本政府は乗客を降ろさず船内に隔離しました。
もし、全員を降ろしていれば今とは全く異なった展開となっていたかもしれません。
これもひとつのターニングポイントだったのかもしれません。
これら一連の日本の対応は、もしかしたら世界の模範となるのかもしれません。
今までの政治を見ているとがっかりすることが多かったのですが、一大事になればちゃんと纏まる日本ってあらためてスゲーと一人で考えている今日この頃です。
コロナウイルスに対する政府、厚生労働省、医療機関、日本国民などの対応は、今のところ「お見事」と私には思えるのです。
経済的には一旦大きく落ち込むのかもしれませんが、日本はいち早く立ち直れる気がしています。
後ほど「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)週刊まとめ」記事を投稿しますので、今後の展開を一緒に見守っていきましょう。まずは、季節性インフルエンザと比較することがポイントかなと思います。
可能な限り、1週間に1度投稿する予定です。
どうも報道が不安を煽りすぎているような気がしてなりません。