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COVID-19のイタリア死亡患者は『97.9%が併存症あり』 入院前に『降圧剤を使用』

イタリアでのCOVID-19患者の特性レポート

 

出典: Characteristics of COVID-19 patients dying in Italy Report based on available data on March 26th, 2020 

https://www.epicentro.iss.it/coronavirus/bollettino/Report-COVID-2019_26_marzo_eng.pdf

 

2020年3月26日に入手可能なデータに基づくイタリアでのCOVID-19患者の特性のレポート

 

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 本報告では、イタリアで亡くなった6801人のCOVID-19患者の特徴について説明します。

 

表1は、COVID-2019感染前に診断された最も一般的な併存症を示しています。 疾患に関するデータはカルテのレビューに基づいており、クリニックカルテを分析することが可能であった院内で亡くなった710人の患者について利用可能でした。 疾患の平均数は2.7でした(中央値3、SD 1.6)。 全体として、併存症のないサンプル 2.1%、単一の併存症 21.3%、2つの併存症 25.9%、3つ以上の併存症 50.7%。

 

入院前に、COVID-19陽性の死亡患者の30%がACE阻害剤療法と17%がアンギオテンシン受容体遮断薬-ARB療法を受けた。

入院前の薬物治療に関するデータは必ずしもチャートに記載されていなかったため、この情報は過小評価されている可能性があります。

 

Quint Dental Gate - キーワード

併存症:

別の病気を併存している状態のこと。併存疾患とも呼ばれる。合併症と同義として扱われることも多いが、合併症は「ある病気が原因となって起こる別の病気のこと」であり、定義としては区別される(たとえば、糖尿病の場合、動脈硬化脳梗塞などが合併症となる)。歯科治療においては、たとえば歯周病に罹患した患者を診る際、心臓疾患、糖尿病、高血圧といった併存症を有していないかに留意する必要がある。また、観血処置をともなう歯科治療を行う際は、治療に影響のある併発症を有していないか問診を行い、必要に応じてかかりつけの内科医などと連携を図ることが推奨される。

 


表1. COVID-19陽性の死亡患者で観察される最も一般的な併存症


Ischemic heart disease (虚血性心疾患):27.8 % 
Atrial Fibrillation (心房細動):23.7 % 
Heart failure (心不全)   :17.1 % 
Stroke(脳卒中脳梗塞)  :11.3 % 
Hypertension(高血圧)   :73.0 %
Diabetes(糖尿病)     :31.3 % 
Dementia(認知症)      :14.5 % 
COPDCOPD)        :16.7 % 
Active cancer in the past 5 years(過去5年間の活動性がん):17.3 % 
Chronic liver disease(慢性肝疾患): 4.1 % 
Chronic renal failure(慢性腎不全):22.2 % 

 

死亡患者の併存症の数


併存疾患なし: 2.1 % 
1併存症   :21.3 % 
2併存症   :25.9 % 
3併存症以上 :50.7 %

 

 

降圧薬(高血圧に対するお薬)

 

降圧薬(高血圧に対するお薬)|心臓血管病を理解しよう|心臓血管外科特設サイト|医療法人徳洲会名古屋徳洲会総合病院

 

ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)


【薬品名】 セタプリル、ゼストリル、タナトリル、コバシル、エースコール、カプトプリル、レニベース、アデカット、ロンゲス、アデカット、チバセン、コナン、オドリック、プレランなど


【効果】 血圧は身体の中の色々な仕組みによって調節されていますが、その中で大きい役割をもっているのがアンジオテンシンⅡという物質です。アンジオテンシンⅡには、血管を収縮させたり、腎臓でのナトリウムや水分の排出を抑えて血液量を増やす作用があり、血圧を上げる働きをしています。このアンジオテンシンⅡは、アンジオテンシン変換酵素(ACE)の作用を受けてアンジオテンシンⅠから作られます。ACE阻害薬はアンジオテンシンⅡが作られるのを防ぎ、血管を広げて、血圧を下げます。


【副作用】 空咳やのどの違和感、むくみなどがあります。

 

 

ARBアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)

 

【薬品名】 ミカルディス、ディオバン、ブロプレス、ニューロタン、オルメテック、イルベタン、アバプロなど


【効果】 アンジオテンシンⅡはその受容体に結合してはじめて血管を収縮させ、血圧を上げる作用を示します。つまり、受容体への結合を妨げれば、血圧が上がるという反応は起きないのです。ARBは、アンジオテンシンⅡが受容体に結合するのを妨げて、血管を拡張させ、血圧を下げます。


【副作用】 軽い動悸やめまいなどがあります。

 

 

 

参考用

 

敗血症 - Wikipedia

 

敗血症(はいけつしょう、英: sepsis)とは、感染症に対する制御不能な生体反応に起因する生命を脅かすような臓器障害のことで、患者数は世界で年間約2700万人。そのうち、約800万人が死亡していると報告されている。日本での年間死亡者は10万人を超えると推計されている。


国際的な診断基準では、感染症が疑われSOFAスコアがベースラインから2点以上増加しているものを敗血症としている。細菌・ウイルス・真菌感染症の全身に波及したもので、非常に重篤な状態であり、無治療ではショック、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全などから死に至る。元々の体力低下を背景としていることが多く、治療成績も決して良好ではない。


これに対し、傷口などから細菌が血液中に侵入しただけの状態は菌血症と呼ばれ区別されるが、医学専門以外のメディア等では敗血症として表記されることも多い。また、敗血症と全身性炎症反応症候群(SIRS)は似た概念だが、全身性炎症反応症候群は感染によらない全身性の炎症をも含む概念である。